これまでの災害対応

2024年

令和6年1月 能登半島地震にかかる文化財被害について

令和6年1月23日時点の被災報告です。

(国立文化財機構文化財防災センターとも共有済み)

 

【北陸ブロック】

<石川県>

■石川県銭屋五兵衛記念館:茶室前箱庭石灯篭倒壊1基

■金沢蓄音器館:展示資料(蓄音器3台、SPレコード10枚)破損→1月4日・5日臨時休館

■金沢大学資料館:展示資料(磁器)1点破損→資料館担当教員が破損した資料を修復完了

<新潟県>

■燕市産業史料館:土蔵の壁面が一部剥がれ、下野の柱が基礎から外れた

■北方文化博物館:土壁・漆喰壁の剥落、ガラス戸の損壊、石灯籠の転倒、展示物の転倒

■柏崎市立博物館:展示室・収蔵庫において合計40か所程度で資料の移動・転倒・落下があったが、破損等はない

<富山県>

■高岡市立博物館:展示室内設置のガラス(のぞき)ケース落下によるガラス破損(1点)

展示ケース内上部に設置してある網状プラスチック板の落下による板の割れ、破損

館内壁面及び茶室の土壁の一部崩落、壁亀裂の拡大

※ほか、展示ケース内の資料、パネル等のズレ、多々あり

■滑川市立博物館:かなり軽微(収蔵庫内の資料転倒など)

2023年

令和5年9月 台風13号にかかる文化財被害について

令和5年9月21日時点の被災報告です。

(国立文化財機構文化財防災センターとも共有済み)

 

【東北ブロック】

<福島県>

■いわき市勿来関文学歴史館:中2階スロープ壁・床雨漏り、屋外樹木幹傾斜・枝落下・根礎石崩落

令和5年8月 台風7号にかかる文化財被害について

令和5年8月22日時点の被災報告です。

(国立文化財機構文化財防災センターとも共有済み)

 

【中部ブロック】

<愛知県>

■新美南吉記念館:施設敷地内の倒木

 

【中国・四国ブロック】

<鳥取県>

■鳥取県立博物館:史料書庫(歴史資料収蔵庫)へ雨水侵入、サッシ窓枠の隙間から雨水侵入(2箇所)、屋上からと思われる雨水侵入(1箇所)→応急処置対応をして開館

令和5年8月 台風6号にかかる文化財被害について

令和5年8月22日時点の被災報告です。

(国立文化財機構文化財防災センターとも共有済み)

 

【中国・四国ブロック】

<鳥取県>

■わらべ館:館用車の水没(開館。館用車がないため、レンタカーを借りるなど、資料の借用、アウトリーチ活動に影響が出ている。)

令和5年5月 能登地方を震源とする地震に係る文化財被害について

令和5年5月16日時点の被災報告です。

(国立文化財機構文化財防災センターとも共有済み)

 

【北陸ブロック】

<石川県>

■珠洲市立珠洲焼資料館:展示資料(陶器)約50点転倒、約10点破損→臨時休館中(5/16現在)→5月23日(火)より一部開館(1階のみ)(5/24追記)

令和5年1月 大雪に係る文化財被害について

令和5年2月3日時点の被災報告です。

(国立文化財機構文化財防災センターとも共有済み)

 

【近畿ブロック】

<三重県>

■四日市市楠歴史民俗資料館(四日市市立博物館より報告):雨樋の破損

 

【中国・四国ブロック】

<高知県>

■高知県立歴史民俗資料館:館外トイレ水道管凍結2ヶ所

2022年

令和4年9月 台風14号に係る文化財被害について

令和4年9月28日時点の被災報告です。

(国立文化財機構文化財防災センターとも共有済み)

 

【関東ブロック】

<千葉県>

■袖ケ浦市郷土博物館:本館で小規模な雨漏りの発生

 

【中部ブロック】

<愛知県>

■知多市歴史民俗博物館:収蔵庫の壁の一部が損壊

 

【中国・四国ブロック】

<高知県>

■高知県立歴史民俗資料館:敷地内の国史跡・岡豊城跡において倒木の被害あり→9/18・19休館、岡豊山は9/21昼まで閉鎖

 

【九州ブロック】

<福岡県>

■田川市石炭・歴史博物館:雨水の侵入、屋外監視カメラのコードが設置個所から外れる

<佐賀県>

■佐賀県立名護屋城博物館:博物館屋根の棟の被覆銅版の落下(下地に異常なし)

<大分県>

■佐伯市歴史資料館:展示準備室等における雨漏り/屋外建造物における雨漏り、基礎の破損/庭園における倒木、池の縁石崩落/屋外建造物「毛利家御居間」(佐伯市指定文化財)における雨漏り、基礎の破損

令和4年8月 大雨に係る文化財被害について

令和4年8月9日時点の被災報告です。

(国立文化財機構文化財防災センターとも共有済み)

【北陸ブロック】

<新潟県>

■村上市荒川流域 史跡複数箇所損壊

<石川県>

■石川県立白山ろく民俗資料館:旧長坂家蔵の壁および腰板破損、床上浸水→8月5日臨時休館、その後開館

2020年

古文書修復ワークショップ

川崎市市民ミュージアム被災収蔵品レスキュー活動の一環として、同館が開催した古文書修復ワークショップへ参加した。

〇第1回:7月15日、16日(歴民協からの参加者:延べ9名)
講師:国立歴史民俗博物館 天野真志氏
〇第2回:10月15日(歴民協からの参加者:11名)
講師:国立歴史民俗博物館 天野真志氏、東京大学史料編纂所 山口悟史氏

2019年

水害と博物館(第8回関東ブロック集会)

令和元年東日本台風による浸水被害等を経験した博物館の被災状況を報告してもらい、
博物館の水害対応の在り方や当協議会の果たすべき役割について検討した。

川崎市市民ミュージアム被災収蔵品レスキュー

令和元年東日本台風により、会員館である川崎市市民ミュージアムに浸水被害が発生した。
この被害を受けて川崎市より収蔵品救援に係る支援要請があり、
当協議会では令和2年1月15日に全加盟館宛てに「川崎市市民ミュージアム被災収蔵品レスキュー作業参加者の募集について」を発信し、
3月31日までに加盟館より計78名のレスキュー作業への参加があった。

2017年

水損文書の洗浄・ドライクリーニングのワークショップの開催(第6回関東ブロック集会)

平成27年9月関東・東北豪雨によって被災した茨城県常総市水損公文書のレスキューについて、
茨城史料ネット、常総市役所の各報告後、ワークショップを開催した。水損行政文書の洗浄、ドライクリーニングの方法を学んだ。

2016年

熊本地震、台風、鳥取県中部地震

平成28年4月に発生した「熊本地震」、8月から9月に立て続けに東日本を襲った
「台風第7号、11号、9号、10号及び前線による大雨・暴風」、
10月の「鳥取県中部地震」では、事務局は各ブロックの幹事館とともに、会員館に被災状況をメール等で問い合わせ、
ホームページや「歴民ネット」を通して会員館に情報共有を行った。また、寄せられた被災情報は、
文化遺産防災ネットワーク推進室、日本博物館協会、歴史資料ネットワーク等と共有した。

2015年

関東・東北豪雨

「平成27年9月関東・東北豪雨」による茨城県常総市の行政文書等の水損被害に際して、茨城史料ネット等と連携し、
レスキュー活動情報をメーリングリスト「歴民ネット」で情報提供するとともに、レスキュー活動に参加した。