これまでの災害対応
2024年
令和6年9月 9月20日からの大雨にかかる文化財被害について
令和6年9月26日時点の被災報告です。
(国立文化財機構文化財防災センターとも共有済み)
【北陸ブロック】
<石川県>
■輪島塗会館:漆器資料展示室の収蔵庫、床上浸水による被害。室内泥まみれ状態。漆器及び調査票等。土まみれで調査できないものがあり10~20点。資料展示室は地震より引き続き休館。輪島塗会館も休館中。
令和6年9月 台風10号にかかる文化財被害について
令和6年9月9日時点の被災報告です。
(国立文化財機構文化財防災センターとも共有済み)
【関東ブロック】
<埼玉県>
■埼玉県立さきたま史跡の博物館:野外展示の古民家(1棟)の土間が浸水
■埼玉県立嵐山史跡の博物館:館跡樹木1本、根返り倒木
【九州ブロック】
<大分県>
■佐伯市歴史資料館:展示準備室における雨漏り、屋外建造物における雨漏り、屋外建造物「毛利家御居間」(佐伯市指定文化財)における雨漏り
令和6年8月 8月14日東北地方集中豪雨にかかる文化財被害について
令和6年8月23日時点の被災報告です。
(国立文化財機構文化財防災センターとも共有済み)
【東北ブロック】
<宮城県>
■東北学院大学博物館:別棟収蔵庫の浸水,収蔵資料(土器・瓦)保存箱の一部水損。資料の水損は未確認。
令和6年8月 日向灘を震源とする地震にかかる文化財被害について
令和6年8月16日時点の被災報告です。
(国立文化財機構文化財防災センターとも共有済み)
【九州ブロック】
<宮崎県>
■都城島津邸:庭園石灯籠の倒壊、本宅外壁漆喰のヒビ。
令和6年7月 7月10日からの大雨にかかる文化財被害について
令和6年7月18日時点の被災報告です。
(国立文化財機構文化財防災センターとも共有済み)
【中国・四国ブロック】
<鳥取県>
■鳥取県立博物館:史料書庫(歴史資料収蔵庫)へ雨水侵入,天井板や壁に雨水の染み出しがあったが、幸いな事に歴史資料の被災はなかった。
コンクリート外壁のひび割れからから雨水侵入(準備工作室と資料保管庫との2箇所),室内の湿度が上がり、植物(押し葉)標本の約100点軟化。
屋外から臨時収蔵庫への浸水(1箇所),民俗資料(農機具)約20点被災。
開館52年経ち、建物の劣化がみられる。耐震改修の検討に取りかかっている。
降雨が止んだので開館、劣化(ひび割れ)箇所の特定をして応急処置予定。
令和6年6月 6月17日からの大雨にかかる文化財被害について
令和6年6月24日時点の被災報告です。
(国立文化財機構文化財防災センターとも共有済み)
【九州・沖縄ブロック】
<宮崎県>
■日南市小村寿太郎記念館:館内の雨漏り,天井壁の破損,原因を解明し対応する
令和6年1月 能登半島地震にかかる文化財被害について
令和6年6月3日時点の被災報告です。
(国立文化財機構文化財防災センターとも共有済み)
【北陸ブロック】
<石川県>
■石川県銭屋五兵衛記念館:茶室前箱庭石灯篭倒壊1基
■金沢蓄音器館:展示資料(蓄音器3台、SPレコード10枚)破損→1月4日・5日臨時休館
■金沢大学資料館:展示資料(磁器)1点破損→資料館担当教員が破損した資料を修復完了
■輪島塗会館:展示ケースの大型ガラス破損、展示・収蔵資料の落下などの破損約50点?以上、詳細の確認ができていない→休館中
<新潟県>
■燕市産業史料館:土蔵の壁面が一部剥がれ、下野の柱が基礎から外れた
■北方文化博物館:土壁・漆喰壁の剥落、ガラス戸の損壊、石灯籠の転倒、展示物の転倒
■柏崎市立博物館:展示室・収蔵庫において合計40か所程度で資料の移動・転倒・落下があったが、破損等はない
<富山県>
■高岡市立博物館:展示室内設置のガラス(のぞき)ケース落下によるガラス破損(1点)
展示ケース内上部に設置してある網状プラスチック板の落下による板の割れ、破損
館内壁面及び茶室の土壁の一部崩落、壁亀裂の拡大
※ほか、展示ケース内の資料、パネル等のズレ、多々あり
■滑川市立博物館:かなり軽微(収蔵庫内の資料転倒など)
令和6年4月 豊後水道を震源とする地震にかかる文化財被害について
令和6年4月19日時点の被災報告です。
(国立文化財機構文化財防災センターとも共有済み)
【中国・四国ブロック】
<山口県>
■萩博物館:収蔵庫・展示室等で、資料・標本の位置のずれ、ガーランドの入った段ボール箱の落下などを確認。施設に関してはとくに被害なし。
令和6年3月 福島県沖を震源とする地震にかかる文化財被害について
令和6年3月21日時点の被災報告です。
(国立文化財機構文化財防災センターとも共有済み)
【東北ブロック】
<宮城県>
■亘理町立郷土資料館:展示資料の一部が所定の位置から動いていた→修正済み
2023年
令和5年9月 台風13号にかかる文化財被害について
令和5年9月21日時点の被災報告です。
(国立文化財機構文化財防災センターとも共有済み)
【東北ブロック】
<福島県>
■いわき市勿来関文学歴史館:中2階スロープ壁・床雨漏り、屋外樹木幹傾斜・枝落下・根礎石崩落
令和5年8月 台風7号にかかる文化財被害について
令和5年8月22日時点の被災報告です。
(国立文化財機構文化財防災センターとも共有済み)
【中部ブロック】
<愛知県>
■新美南吉記念館:施設敷地内の倒木
【中国・四国ブロック】
<鳥取県>
■鳥取県立博物館:史料書庫(歴史資料収蔵庫)へ雨水侵入、サッシ窓枠の隙間から雨水侵入(2箇所)、屋上からと思われる雨水侵入(1箇所)→応急処置対応をして開館
令和5年8月 台風6号にかかる文化財被害について
令和5年8月22日時点の被災報告です。
(国立文化財機構文化財防災センターとも共有済み)
【中国・四国ブロック】
<鳥取県>
■わらべ館:館用車の水没(開館。館用車がないため、レンタカーを借りるなど、資料の借用、アウトリーチ活動に影響が出ている。)
令和5年5月 能登地方を震源とする地震に係る文化財被害について
令和5年5月16日時点の被災報告です。
(国立文化財機構文化財防災センターとも共有済み)
【北陸ブロック】
<石川県>
■珠洲市立珠洲焼資料館:展示資料(陶器)約50点転倒、約10点破損→臨時休館中(5/16現在)→5月23日(火)より一部開館(1階のみ)(5/24追記)
令和5年1月 大雪に係る文化財被害について
令和5年2月3日時点の被災報告です。
(国立文化財機構文化財防災センターとも共有済み)
【近畿ブロック】
<三重県>
■四日市市楠歴史民俗資料館(四日市市立博物館より報告):雨樋の破損
【中国・四国ブロック】
<高知県>
■高知県立歴史民俗資料館:館外トイレ水道管凍結2ヶ所
2022年
令和4年9月 台風14号に係る文化財被害について
令和4年9月28日時点の被災報告です。
(国立文化財機構文化財防災センターとも共有済み)
【関東ブロック】
<千葉県>
■袖ケ浦市郷土博物館:本館で小規模な雨漏りの発生
【中部ブロック】
<愛知県>
■知多市歴史民俗博物館:収蔵庫の壁の一部が損壊
【中国・四国ブロック】
<高知県>
■高知県立歴史民俗資料館:敷地内の国史跡・岡豊城跡において倒木の被害あり→9/18・19休館、岡豊山は9/21昼まで閉鎖
【九州ブロック】
<福岡県>
■田川市石炭・歴史博物館:雨水の侵入、屋外監視カメラのコードが設置個所から外れる
<佐賀県>
■佐賀県立名護屋城博物館:博物館屋根の棟の被覆銅版の落下(下地に異常なし)
<大分県>
■佐伯市歴史資料館:展示準備室等における雨漏り/屋外建造物における雨漏り、基礎の破損/庭園における倒木、池の縁石崩落/屋外建造物「毛利家御居間」(佐伯市指定文化財)における雨漏り、基礎の破損
令和4年8月 大雨に係る文化財被害について
令和4年8月9日時点の被災報告です。
(国立文化財機構文化財防災センターとも共有済み)
【北陸ブロック】
<新潟県>
■村上市荒川流域 史跡複数箇所損壊
<石川県>
■石川県立白山ろく民俗資料館:旧長坂家蔵の壁および腰板破損、床上浸水→8月5日臨時休館、その後開館
2020年
古文書修復ワークショップ
川崎市市民ミュージアム被災収蔵品レスキュー活動の一環として、同館が開催した古文書修復ワークショップへ参加した。
〇第1回:7月15日、16日(歴民協からの参加者:延べ9名)
講師:国立歴史民俗博物館 天野真志氏
〇第2回:10月15日(歴民協からの参加者:11名)
講師:国立歴史民俗博物館 天野真志氏、東京大学史料編纂所 山口悟史氏
2019年
水害と博物館(第8回関東ブロック集会)
令和元年東日本台風による浸水被害等を経験した博物館の被災状況を報告してもらい、
博物館の水害対応の在り方や当協議会の果たすべき役割について検討した。
川崎市市民ミュージアム被災収蔵品レスキュー
令和元年東日本台風により、会員館である川崎市市民ミュージアムに浸水被害が発生した。
この被害を受けて川崎市より収蔵品救援に係る支援要請があり、
当協議会では令和2年1月15日に全加盟館宛てに「川崎市市民ミュージアム被災収蔵品レスキュー作業参加者の募集について」を発信し、
3月31日までに加盟館より計78名のレスキュー作業への参加があった。
2017年
水損文書の洗浄・ドライクリーニングのワークショップの開催(第6回関東ブロック集会)
平成27年9月関東・東北豪雨によって被災した茨城県常総市水損公文書のレスキューについて、
茨城史料ネット、常総市役所の各報告後、ワークショップを開催した。水損行政文書の洗浄、ドライクリーニングの方法を学んだ。
2016年
熊本地震、台風、鳥取県中部地震
平成28年4月に発生した「熊本地震」、8月から9月に立て続けに東日本を襲った
「台風第7号、11号、9号、10号及び前線による大雨・暴風」、
10月の「鳥取県中部地震」では、事務局は各ブロックの幹事館とともに、会員館に被災状況をメール等で問い合わせ、
ホームページや「歴民ネット」を通して会員館に情報共有を行った。また、寄せられた被災情報は、
文化遺産防災ネットワーク推進室、日本博物館協会、歴史資料ネットワーク等と共有した。
2015年
関東・東北豪雨
「平成27年9月関東・東北豪雨」による茨城県常総市の行政文書等の水損被害に際して、茨城史料ネット等と連携し、
レスキュー活動情報をメーリングリスト「歴民ネット」で情報提供するとともに、レスキュー活動に参加した。