令和6年1月 能登半島地震にかかる文化財被害について
令和6年6月3日時点の被災報告です。
(国立文化財機構文化財防災センターとも共有済み)
【北陸ブロック】
<石川県>
■石川県銭屋五兵衛記念館:茶室前箱庭石灯篭倒壊1基
■金沢蓄音器館:展示資料(蓄音器3台、SPレコード10枚)破損→1月4日・5日臨時休館
■金沢大学資料館:展示資料(磁器)1点破損→資料館担当教員が破損した資料を修復完了
■輪島塗会館:展示ケースの大型ガラス破損、展示・収蔵資料の落下などの破損約50点?以上、詳細の確認ができていない→休館中
<新潟県>
■燕市産業史料館:土蔵の壁面が一部剥がれ、下野の柱が基礎から外れた
■北方文化博物館:土壁・漆喰壁の剥落、ガラス戸の損壊、石灯籠の転倒、展示物の転倒
■柏崎市立博物館:展示室・収蔵庫において合計40か所程度で資料の移動・転倒・落下があったが、破損等はない
<富山県>
■高岡市立博物館:展示室内設置のガラス(のぞき)ケース落下によるガラス破損(1点)
展示ケース内上部に設置してある網状プラスチック板の落下による板の割れ、破損
館内壁面及び茶室の土壁の一部崩落、壁亀裂の拡大
※ほか、展示ケース内の資料、パネル等のズレ、多々あり
■滑川市立博物館:かなり軽微(収蔵庫内の資料転倒など)